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  ~懲りない傾向~

行きつけの店 前編

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10月の話に遡りますが、長年、我が家の車たちの給油や軽メンテナンスに通っていた、地元のガソリンスタンドが閉鎖となってしまいました。

20代の頃に知り合った店長から始まり、最初の店がセルフスタンド化されて店員が散り散りになってしまったものの、その店舗にいたほとんどの若手社員が、奇跡的に再集合したスタンドでした。しかし近隣にセルフタイプの店舗が増えていくと、経営は相当圧迫されていったらしく、店長の片腕だった優秀な若い子は単独で別の店舗を任され、スタンドの構成員はアルバイト主体になっておりました。

そのあと僕自身が転勤となり、彼らの店舗とは疎遠にならざるを得なくなっているうちに、親会社からの閉鎖指示が出たようです。腕のいい整備資格を持ち、気さくで親切な若い子たちが対応してくれて、設備も整っていた良いスタンドだったのにねえ。

現在は、仙台において知り合うことなった新しいスタンドの世話になっているわけですが、このスタンドは転勤直後に通い始めた店舗がやはり閉鎖となり、その後別会社が改装して新規開店したことから、奇しくも開店時からの常連というありがたいポジションに収まってしまったのです。このスタンドの店長と社員たちが、これがまた、かつての地元の彼らと甲乙つけがたい優秀な面々。少なくともこちらの生活圏では、給油やメンテには恵まれました。

それにしても、地元のスタンドにいた彼らは、どうなってしまったのか。まさか僕ひとりが抜けたからスタンド閉鎖の売上に陥ったなんてことは有り得ないでしょうけれど、良い店が生き残れるわけではないという悲哀を突きつけられた気がします。