俺は俺を信じる! と言ってるそばから英雄・偉人の力を身に纏っちゃうんだから、しかもそれらが既にこの世の人々でないのだから、そんなことでいいのかと思わずにいられない「仮面ライダーゴースト」の前ふり。かっこいいフレーズを繋げるだけでは口上は成立しないよ。これはゴーストという新しいライダーのせいではなく、ボキャブラリーの足りないスタッフの責任です。一度命を落とした主人公というベースについても、極めて軽はずみな、制作サイドに思慮が無いです。
そこは、呪いをかけられて、眼魂とやらを15個手に入れないと命を落とすぞ。でよかったのです。ヒーローもの、子供番組において、命のやりとりを商売に持ち込むスポンサーの意向も最低です。
異形の具現化をどこかで勘違いしているデザインは・・・まあもうどうでもいいや。これ、下手をすると偉人・英雄の一人か二人に「本郷猛」とか「風見志郎」なんて企画を立ててきかねない商魂だけは感じられます。
で、この際です。
憑依する魂のなかに、ぜひ「漫画家」を組み入れてもらって、「ネームを切った通りに相手が倒される」「筆先から墨汁を飛ばして相手を塗りつぶす」「スクリーントーンをかぶせて一網打尽にする」てなバージョンをやっていただきたい。
しかしその魂がベレー帽かぶってたり鉢巻と腹巻してたりすると、憑依間違いになっちゃいます。
もちろんヘッドギアなんかもってのほかです(あっ、この人は存命だ)