Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

乗ってみたけどね

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四代目2いちげんの、購入客でもない身分ですから、その辺をぐるっとしか走らせることはできず、それこそレーダーブレーキサポートの性能なんか試せるはずもなく(試すなよ)、これがS-Crossとどう違うのかとか、それ以前にソリオとどう変わらないのよとか、分析できるはずがありません。

ということを前置きとして、新型の試乗を15日にできただけでも上出来でしょ? と書き出します。

四代目1見ておわかりの通り、たいしてダウンサイズされたようには見えません。背は低くなってますが、全長と全幅のバランスは初代などより立派なものです。それでも乗り込んだら「低っ!!」と声に出るシートポジションと視点。この運転姿勢で乗っているエスクードユーザーは、おそらくKawaさんただ一人でしょう。そこはシートリフターとチルト・テレスコピックのステアリング調整でどうにかなりますが、天井は初代ほどに余裕はありません。

四代目4「雷蔵さんは後席には乗れませんよ」

とは、福岡で行われた新型発表会に出席したWESTWINの島雄司社長の談でした。乗ってみました。乗れます。乗り心地と、後ろ3人で長時間はどうかな? ってところに疑問はありますが、この車は後ろの座席にふんぞり返って足を組むような車じゃないもの。何が言いたいかと言えば、ホイルベースを3代目より切り詰め、屋根をあれだけ低くして、その上で大人4人はちゃんと乗れる。初代よりずっとましでしょうってところを見てあげるべきです。

四代目5クラッシャブルゾーンをふんだんに備えたとしか言いようのないエンジンルームには、M16Aが横置きで収まっています。やたらとでかいヒューズボックスと、こんなに小さいのか、なバッテリー。ここは島社長も「バッテリーが海外製品です。ここに国産の好きな銘柄や大容量のユニットを自由に載せ替えられないと、いざというとき困りますね」と懸念していましたが、お尋ねしたディーラーでは国産品に載せられるかどうか(固定方式も含め)の知識を持ち合わせていませんでした。それにしてもヒューズ類が初代の倍近くあるよ。

四代目6営業さんがイモビライザーを持っているので、こちらはもうなにげにエンジンスターターを押すだけでしたが、あとで気がついてみれば、エスクードからもついにキーシリンダーが消えてしまいました。6速ATはフルオート変速とパドルシフトでも操作できるセミオートが備えられ、キザシのCVTとは異なりATの変速感が強いのかと思えば、フルオートの変速はなかなかスムーズです。逆にセミオートの変速にはエンジンの回転をある程度あわせていかないと「やってくれない(笑)」←慣れが必要な、良い意味でおもしろみがあります。

四代目3ただし、なにしろその辺を一回りの試乗で、AllGlipのここがこうだ、という性能などは何一つ体感できません。ただただ普通の乗用車的快適さだけです。いや、試しに、丁寧に要望を出して近場の砂利道に持ち出して良いかどうかを相談しましたが、だめだというので、オート以外の特性についてはまったく解らずじまいです。

そのうちメディアがあれこれ書くでしょう。それまでのつなぎにでもしてください→あくまで主観的につくばーどのリポート