本人に断わりもなく書くので細かいことは伏せなくてはなりませんが、エスクード仲間の何人かは、災害派遣の一員として被災地へ人材や資機材を送り込む仕事をこなしてくれています。そのうちの一人が、先日から石巻の被災地に赴き、現地にて被災者の救護関係の仕事をこなしてくれています。石巻なら、通常だったら小一時間の距離。まさかこんなときに「ひさしぶり、元気?」などと陣中見舞いに出かけるようなバカなことはできませんから、彼の活躍と怪我のないことを祈るばかりです。
先日のこと、「宮城県はまだ寒いですよね?」という電話をいただき、月末にこちらへやってくることを教えてもらって、こちらの気象や最低気温などの予想を提供しておりました。彼は茨城以北の東日本を知りません。彼だけでなく、そのチーム全員が全くこちらの地理も風土も知らないままに、めちゃくちゃに遠い土地から派遣されてくる。空路は良いとしても、そこから石巻までどうやって移動したらいいのか、そんな些細なことすら、事前に掌握するため情報収集していると話してくれましたが、
「いやほんとは、直に声を聴いて元気かどうかを確認したかったんですよ」
そう言ってもらえたら、派遣期間中のコンタクトができなくとも、こっちは百人力の応援をもらえた気分です。一人でも多くの現地の人々を助けてあげてください。