昨日、日中に空きスケジュールができたので、週末の食料を買い出しにスーパーマーケットの列に並びました。被災後の最初の店開きの時には、開店前に4千人も並んだとか並ばなかったとか(いや、並ばなかったことはないんだよ)の、連日ンキロの行列も、さすがに今だと短くなっていました。小一時間で店内に入ることができ、食料品売り場に降りてみると
「そそそ、そうだったのかー」
潤沢なんてもんじゃない物量。制限のかかっているモノは牛乳といくつかの商品くらいで、マーガリンやバターは品切れながらも、肉も魚も野菜もちゃんとある。さらに言えば、被災したあとの秩序の維持がなんとかかんとかできている危うい状態でなかったら、なにもわざわざ入店制限するほどの混乱も起きないはず。乱暴な見方をしてしまえば、これ全部買い占められるやつなんていないよ、の物量でした。
日中並べていれば、買い出しに関してはなんとかなるんだ(今のところ、と付け加えておこう)。だけどこれは平日の日中という条件付けもあるのでしょう。事務所まで出てきていることも、物理的な距離を縮めているから、駅近くまで足を伸ばす気になれるのですが、仕事をしていては、毎回並ぶことは不可能です。ここはもう軟弱モノと言われようとも、作戦室に一度戻ってしまうと、もう一度出かけるなんて元気はなくなっちゃうのです。つくづくクルマ依存生活をしていたことを思い知らされます。
それにしても、群集心理の暴走を懸念しての入場制限は仕方がないとして、あれだけの物資があるのなら、本来は「通常営業しても誰の手にも品物は行き渡るよ」とも感じました。すべてかどうかはわからないけれど、ガソリンスタンドの混乱があらゆる小売業に飛び火しているような気がします。