普通、盛岡に行ったら冷麺だとかじゃじゃ麺だとかわんこ蕎麦を所望するものなのでしょうけど、我が家の場合、ノリと雰囲気で福田パンに行ってしまうのです。しかし転勤からこっち、何度通っても、ハンバーグをサンドしたコッペパンだけが売切れで手に入れられませんでした。
そこで今度こそはと、傾向と対策を練り、午前中に売れてしまうなら朝一で行けばいいのだと、早朝の盛岡着を試みました。そうすれば、開店前に石割桜も城址公園の桜も、人出のないうちに見物できます。
桜見物の後、開店10分前に店舗前に行ってみると、駐車場には山形から来たらしいカップルが一組。我が家は二番手で、その直後に八戸だ仙台だ地元だと次々とお客さんが乗り入れてきて、あっという間の行列に。なるほどこれだもの、休日の昼ごろだとパン自体が品切れになってしまうわけです。
恐るべし盛岡のソウルフード。でもハンバーグをオーダーする人は無く、今回はもくろみ通りに買い求めることに成功(そんな大それたことかよ)。さっそく朝飯ですよとかじりつくと・・・どうということのない極めて無難な味で拍子抜けてしまうのでした。
ただ、ここには買い手のひと工夫が必要のようで、3本購入したハンバーグパンの1本がその日手つかずで残ってしまい、翌朝の大間行きの途上で食することになったのですが、一晩寝かせてやると、うまみというか味わいが随分と変わります。この時期だから常温放置しておいても問題なしです。夏場はそうもいかないと思いますが、どうにかして傷まないようにするのは可能でしょう。
転勤3年目、福田パンに通い始めてからだと5年以上。ようやく目的を果たせました。調理パン系はこれにてコンプリート。次はどの系列を攻めようか。