スズキエスクードがデビューした1988年。世界各地でUFOの出現と大規模通信障害が多発しました。国連宇宙局は、80年代に入ってから外宇宙からの侵略に備えていたものの、一時的に鎮静化したこの騒動を軽視して、防衛シフトも緩めていた矢先のことでした。その折、宇宙ステーション・テラが「巨大なローマ船」という通信を残して壊滅してしまいます。国防軍は、建造を中断していた宇宙防衛艦「轟天」の作業再開と乗員の編成を急ぐのですが・・・
それにしても、この2代目轟天は格好悪い。
77年当時、「未知との遭遇」や「スターウォーズ」に触発されて、特撮は日本のお家芸でもあるとやっちまった感の拭えない、しかし迎え撃つつもりだった映画ですが、もちろん封切られたころにはエスクードなんかかけらも存在してません。「惑星大戦争」の舞台が、たまたま88年という設定でした。