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  ~懲りない傾向~

真夜中の出張

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宮古へ岩手県の宮古市まで、朝の8時に来いと言われれば、これを拒否することもできずにひたすら北上するしかありませんが、そういう日に限って仙台での仕事が夜までかかりきりで、おまけにことし3度目か4度目かの南岸低気圧の発達で、仙台でさえ朝から雪です。へたをすると東北道を止められるかもしれないし、止まらなくとも移動速度を大幅に抑制されてしまう。ということは、やっぱり夜通し走って現地ビバークするしかない・・・

冬でなければ盛岡からダイレクトに宮古を目指すのですが、東北道がすでに圧雪とはいえチェーン規制。国道106号がどんな状態か見当もつかず、とりあえず凍結は必至だろうから行きたくない筆頭候補です。

やや遠回りになるけれど、花巻から遠野経由で釜石まで出て、沿岸の国道45号で宮古へ向かいます。おおむね300キロと脳内試算。このエスクードにはカーナビゲーションは付いているけれど、車体が9年前のモデルで当時の地図情報ですからデータ自体がもっと古く、東和から宮守までの東北横断道も遠野から釜石までの仙人道路も載っておらず、正確な距離と到着時間が出せません。これは燃料消費率と給油のタイミングを計るのが難しい。宮古まで行ったらその出張経費に見合うだけの立ち寄り仕事をしなくてはならないから、帰路の変なところで燃料不足に陥りたくないのです。

ひたすら106号へ誘導しようとするナビゲーションは、夏だって夜中は走りたくないよの立丸峠へ誘導しやがりますが、これを無視して釜石へむかうと、もうどこのガソリンスタンドもやっていません。それは見越して東北道を降りる前に前沢SAで給油をしています。

風呂しかしそこからが意外なことに、釜石までの圧雪路と凍結路を一人ぼっちで走ってきたら、燃料が減らない。制限速度をちょっと上回りながらもアクセルワークをずーっとパーシャル寄りで操作してきたのが良かったのか? 瞬間燃費も加速時以外はリッター15キロ台から下がりませんでした。

混雑していたら不可能な燃費のまま、仙台から4時間ちょっとで宮古に到着です。外気温は氷点下6度。いやー、こりゃー車中泊はやだなあと市街地に近づいたら、いつオープンしたのか真新しいビジネスホテルが明かりをともしているではありませんか。シングル空いてる? と聞いたら2部屋あったですよ。

これで金曜日の仕事は滞りなくこなせ、沿岸の被災地を訪ねながら仙台をスルーして基地へとひた走るのでありました。TD94Wの代走は任務完了。らすかるが修理を終えて戻ってきます。