海外のスクープサイトではスズキの新型SUVが偽装状態で撮影されていますが、ボディのラインはどうみてもあのiV‐4そのものです。
モーターショーモデルでは下回りどころか給油リッドさえ無くして中味を悟らせまいとしていたのに対して、偽装の継ぎ目にリッド部分のカバーらしき不自然さが見えて、左リアフェンダーにリッドが「あるのかもしれない」感じがするようなしないような(つまりまあ自身が無い)ということで、その取り回しから考えて、やっぱりエンジンは横置きでFFベースのフルタイム四駆・・・
外で走らせているんだから、メーカーのテストコース内ではもっと早くから試走を始めていたはずで、これは発表通りにことし後半には試作車がラインに乗って、2015年に量産開始という流れがはっきりしたと言えるでしょう。
と、ここまではまともに見た妄想でした。一説には偽装車はScrossであろうとも言われています。ただそうだとすると、ことし発売されるクルマが時期的に今頃?とも思えるんですが、まあやっぱり自信がないので放置しましょう。
予定では1年後にこれが出てくるとなるので、エスクードの役目はそこで満了するのだと思い込んでいたのですが、もしも、もしもですよ? 廃版になるのがSX4の方だったとしたら、SX4を引き継ぐScrossに対して、この車の扱いはどういうことになるのか。
まさかの4代目襲名説が、いきなり頭をもたげてくるのです。もっともエンジンレイアウトがどうだろうが駆動方式がこうだろうが、世間の耳目はこの車のデザインだけで次期エスクード? と簡単に割りきっちゃってますんで、「それはないだろう」と言っているのは古参のエスクードユーザーだけなのでした。
モーターショーモデルを振り返ってみれば、ジムニーシエラをベースとしたコンセプトもありましたが、あんなのが量販車枠として企画のテーブルに乗っているはずはないわけで、そこを考えれば、ショーモデルのラインナップで現実路線なのはハスラーとこの車に他ならない。スペアタイヤがダサいと言われて廃止したし、横開きリアハッチが不便だと言われて跳ね上げ式にした(みたいに見えるし)で、もうほとんど言われたとおりにやってますからという出来栄えだったのですね。
下手をすると、テストコースあたりじゃ堂々と「エスクード」と呼称しているかもしれません。
そういう流れがあるとするなら、わざわざハンガリーで組み立てた車を逆輸入するほど、国内投入に投資するとは思えません。相良工場あたりでもラインを組む路線が、SX4が先に無くなるという逆説の妄想として考えたら、なんか怖い考えになりそう。つなぎの期間として売れ筋のソリオを作っていてもよいだろうし。そうなると、現行型の寿命はもう少し先までありそう? マイナーチェンジが行われる可能性は高いですね。