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  ~懲りない傾向~

宇宙協定

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須賀川本日、福島県須賀川市は、太陽系から約300万光年彼方のM78星雲にあるウルトラの星の光の国と姉妹都市としての協定を締結するそうです。なんでそんなことが成り立つのかの背景は、この際語るのも野暮ってもんです。しかし須賀川市が26日に公式発表する以前に、ウルトラの父が声明文をメディアに流してしまった経緯を考えると、これがリアルな世界だったら、光の国の連中っていうのは、メフィラス星人よりも狡猾じゃないかと苦笑いしたくなります。それもまあ置いといて、身売りをしたとはいえ創業50年。円谷プロダクションの「商品」は決して多いとは言えないなかで、半世紀を生き抜いてきたのはすごいことだと感じます。

これまでもゴジラやウルトラを通して須賀川との縁を紡いできた同社でしたが、これから何かの形で円谷らしさで形に残すやり方として、「戦闘機ではない、旅客機でもない航空機、パイロット、空に憧れる少年」というキーワードをテーマにして、怪獣も宇宙人も防衛軍も出てこないSFの特撮をやってほしい。もちろん円谷英二さんの少年時代を描くというのもありですが、時代と歴史の物語ではなくて、近未来の物語として、復興を遂げている須賀川を舞台にしたドラマを見てみたいのです。

 

桜前線ちょっと異常アリ

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石割桜盛岡の名勝「石割桜」が、まだ満開の見ごろです。いくらか新しい葉も出てきていますが、城址公園も含めてこのあたりまではまあ例年通り。ところが、小岩井農場の「一本桜」は、まだほとんど開花しておらず。田沢湖も角館も、まったく咲いていません。極めて温度の低い寒気が入ってきているらしく、北東北は冬のような春。日本海側は降雨量は大したことはないものの、風が強かった。

6県弾丸の初日で日差しが暖かだったのは、にかほから酒田市内だけでした。国道112号線と山形道を併用する湯殿山と月山越えでは、数日前まで除雪をやっていたわけですから、深夜にはまだ凍結しているのでしょう。

月山ダムばばヘラアイスの偵察を兼ねたルートをとったにもかかわらず、この陽気じゃ売り子さんなんかどこにもいません。

しかし一旦基地に戻ってこいつらを拾って盛岡まで北上して秋田へ出て酒田と寒河江を回って仙台に戻るって、尋常じゃないよ。わずかに1000キロには届きませんでしたが、ランナーズ・ハイになりそうです。

Pioneers’talk

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グラナダダカールウェブの構成で4ページというのがどのくらい長編なのか、短編なのかはわかりませんが、下に広告の入った新聞で、記事部分1ページ分くらいの文字数ってところでした。1時間、とお願いして、実際には3時間もしゃべっていただけたのは、聞く方も面白いし楽しい。

おまたせしましたの、尾上・二階堂エスクード対談を「エスクード誕生25年企画」に掲載しました。Pioneers’talkが、そのコンテンツとなっております。

問題は・・・読んでくださった方が面白いかどうかは・・・わかんねーです。

29年前のニーズ 前編

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y0eニュージムニープロジェクト。それは2サイクルエンジンから4サイクルエンジンへと進化する画期的な結実を見るのですが、ESCLEVでその経緯について触れるつもりはありません。その時代、既に小型車枠のジムニーには4サイクルユニットが積まれていましたから、いきなり書き出しが破綻します。

しかし現在も根強い人気のSJ30が3型にマイナーチェンジした頃、メーカーでは軽規格の4サイクル化とは別の、ニュージムニー開発の動きがありました。それは4サイクルユニットの搭載にとどまらず、つまり二代目ジムニーの系譜というJA71への進化ではない、フルモデルチェンジの可能性を内包していたのです。

という部分は、あくまで想像です。なんせジムニーに関しては、今では門外漢の僕ですので、あれこれ語る知識を持ち合わせていません。それでも、モデル末期と評されたSJ30を「三代目」に移行させようというプロジェクトは、現実に立ち上げられ、そのための会議は実際に招集されたのです。

ところがこの会議は、たった一度の議論で根底から覆されることになりました。

「いま、ジムニーをモデルチェンジしたとしても、新型は簡単には売れない。それほどにSJ30を気に入っているユーザーは多い。それでもこのユーザーが『次はこんな四駆に乗りたい』とステップアップを考えていることは間違いない。その『次』を他社に奪われないような四駆を作らなければいけない」

この一言で、ニュージムニープロジェクト会議は、第二回目の招集から、新型4WD開発会議へと呼称が変えられ、Y0E(ワイ・ゼロ・イー)というコードが与えられます。この頃、ダイハツが「ラガー」を発売。トヨタからは「ハイラックスサーフ」「ランクル70系ワゴン」が発売されるなど、四駆の世界は群雄割拠。2年後には日産が「テラノ」を生み出してきます。三菱のパジェロでさえ、ボディーにスタイリッシュなコンセプトを用いた二代目を登場させるのが91年。質実剛健のさなかと言える時期でした。

そのような時代、「ジムニーユーザーが次に乗りたい四駆」をどこへ持っていくのか。1000ccモデルを繰り出していたとはいえ、斬新な発想やアイデアが伴わなければ、他社と渡り合うことはできなかったのです。

 

scene

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まだ8年前なのか、もう8年前なのか。2004年に撮影した、先代。路上に影を落としていた雲が過ぎ去り、高原の短いストレートはクリアラップ。それだけでも「よーし、うむうむ。よーし」と言いたかったけれど、不意にファインダーに飛び込んできたオートバイのおかげで、このシーンはさらに自分好みな場面になりました。

写真そのものは下手の横づきではありますが、偶然も三つ重なってくれたら、半分くらい必然になりかけたようなものです。仮に、このライダーが同行した知人だったら、それは「やらせ」です。

 これを撮った頃は、まだデジタルカメラを所有していませんでした。だから何がどんなふうに写せていたのかは、現像に出さないとわからないので、八甲田のこの場所から基地へ(正しくは写真屋さんへ)戻るまで、どうにもならない。もっとも、デジタル機を持っていても、こういう偶然のすれ違いをリテークはできない。そしていつも思うこととして、自分が運転している自分の車を自分で撮ることは、まず不可能。ここでも、運転を代わり、クリアラップを読み取る特技を持っている家内のセンスに助けられています。

単身で転勤している現在、自分の車を撮るときは100%停止状態でないと撮れない。ちょっとしたフラストレーションです。けれども、動いていないエスクードを撮っても楽しくないよという感じ方は、いつのまにか不遜なことを思うようになっていたのでしょう。立ち返ることもしなくてはだめってことですね。そろそろ春景色の中に写真を撮りに出かけたいなあと思いながら、南下ではなく北上のチャンスを画策しています。